<ホンダLPGAタイランド 2日目◇20日◇サイアムCC オールドC(タイ)◇6649ヤード・パー72>
昨季ルーキーながら2勝を挙げた山下美夢有が今大会に初出場。16位から出た2日目はボギーなしの5バーディで「67」をマークし、トータル9アンダーの10位タイへと順位を上げた。
安定したラウンドだったが、口から出たのは課題ばかりだ。パーオン率は88.9%(16/18)と高水準。それでも「前半はなかなかパッティングが決まらなかった」と振り返る。前半のバーディは6番のみ。要因として挙げたのは、パー5での3打目がチャンスにつかなかったこと、そして3メートル前後のパットを決め切れなかったことだ。
ショット面では「タテ距離があまり合っていなかった」と自己分析。ロングパットが多く、明確なチャンスを作れなかった。スコアを伸ばしたいパー5でも、「ピンが奥に切ってあって、攻めづらいロケーションでもあったんですけど、そこを攻めきれなかった」と唇をかむ。
一方で「攻めすぎて奥に外す」場面もあった。「(タテ距離の正確性を)持ち味に練習はしているので、その距離感を合わせられなかったのが悔しい」と、不満げな表情を浮かべる。「練習ではイメージしながら打っていたのに、実際にコースのロケーションを見たとき、その通りに打てなかった。そういうところはまだまだ練習しないといけない」と率直に語った。
特に悔いが残るのはパー5での3打目だ。4つあるパー5で奪ったバーディは10番のみ。最終18番では、80ヤード弱から奥4メートルにつけたが、2パットのパー。「ああいうところでチャンスにつけられない。あとは30ヤードの3打目もオッケーぐらいの距離につけられないところ。きょうは流れをつかめなかった」と振り返る。
パッティングについては「フィーリングは悪くはない」としながらも、“あと一筋”が決まらない場面が続いた。「1個、2個の(バーディを)取っておけば、流れも変わってきていたのかなとは思います」と悔しさをにじませた。
伸ばし合いとはいえ、「67」という数字だけを見れば好スコア。それでも課題を明確に口にする姿勢に、ストイックさがのぞく。「マネジメントもそうですが、やっぱり最後はパッティング。なかなかバーディパットが決まってくれなかったので、そこをしっかり入れればスコアも伸ばせる」。
第3ラウンドへ向けては、持ち味のタテ距離と、決めたい距離のパッティング修正がカギとなる。「しっかり自分のプレーをしつつ、アンダーパーを目指して頑張りたい。(上位の)スコアを見ているとすごく伸びているので、トップとの差が開いてしまったんですけど、残り2日頑張りたいです」。優勝戦線浮上を目指し、闘志を燃やした。(文・高木彩音)

