日本人選手は、結果に対する集中の頻度が多すぎて、プレッシャーに弱い傾向があるかもしれません。一方、韓国人選手は、結果に対する集中を非常に強く感じますが、ショットの時は、プレーに対する集中に切り替わっていると推察できます。結果への集中と、この一打をどう打つか、の使い分けは、メンタルトレーニングの神髄なのです。
実践でのスポーツ心理学を“応用スポーツ心理学”といいますが、イメージトレーニングやコーピング(ストレス対処法)、リバーサル理論を、実践で徹底的に国を挙げて実行しているところに、韓国勢の強さがあると思われます。
ナショナルチームに入るためには、厳しい競争に勝ち抜かなければなりません。メンバーに選抜されたとしても、結果を出さなければ、チームから外されてしまいます。過酷な競争を勝ち抜いた選手たちは、すでに心技体が備わることになります。そこへイメージトレーニングの実践をたたき込まれるわけですから、最終的に世界で活躍できる選手が育成できると考えられます。
スポーツメンタルトレーニング上級指導士・笠原彰