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ハードヒッターではないがシャフトは『S』 曲げないための古江彩佳の14本【QPのクラブチェック】

ハードヒッターではないがシャフトは『S』 曲げないための古江彩佳の14本【QPのクラブチェック】

所属 ALBA Net編集部
小高 拓 / Hiromu Odaka

配信日時:2022年6月29日 12時20分

フェアウェイキープ率8位と米国でもショットの精度は際立つ古江彩佳
フェアウェイキープ率8位と米国でもショットの精度は際立つ古江彩佳 (撮影:福田文平)
女子プロたちの使うクラブは気になるところ。ティーチングプロ兼クラブフィッターのQPこと関雅史がクラブセッティングを解説する。昨季国内女子ツアーで6勝を挙げて賞金ランキング2位に入り、今季は米国女子ツアーを主戦場としている古江のクラブに対するこだわりをチェック。

古江彩佳のクラブセッティング【写真】

2019年の「富士通レディース」でアマチュア優勝を遂げてプロ転向した古江彩佳は、飛距離よりも正確性を武器として昨季、一気にブレーク。今季は主戦場とする米国でも「バンク・オブ・ホープLPGAマッチプレー」で決勝戦まで進んで2位に入るなど、結果を出している。

米国に渡ったことでフェアウェイウッドの構成が変わった。昨年までは3番ウッド(ロフト15度)を入れていてが、ブリヂストン『TOUR B JGR』の5番ウッド(18度)のロフトを16.5〜17度に立てて、4番ウッド相当として使っている。ウッドの変更について「芝質が違うのでフェアウェイでもボールが沈む感じです。3Wではボールが上がりにくくなっていたので替えました」と古江は語っている。

「こういう感覚を大事にして欲しいですよね」とQPは話す。「3番ウッドは何ヤード、5番ウッドは何ヤードと数字だけで決める傾向にありますが、メーカーやモデルによってリアルロフトの設定は違うし、統一されていません。フェアウェイウッドはボールが上がることで適正な飛距離を出せます。特に最近はヘッドやボールの低スピン化が進んでいるので、ボールが浮きにくくなっています。既成概念にとらわれず自分に合った適正なロフト選びをすることが大切です」。ボールが上がりにくくなっていることを感じてロフトを変えた古江の選択は、アマチュアも大いに参考にしたい。

QPは古江の14本のクラブを見たとき、シャフトの硬さに興味を持った。「決してハードヒッターではない古江さんですが、ドライバーからアイアンまでフレックスSを使っています」。古江のヘッドスピードは41m/s前後と日本の女子選手では平均的な速さ。古江と同等のヘッドスピードの選手でもSRを使うことも珍しくない。「シャフトをしならせて飛距離を稼ぎたいと考える人もいますが、球が曲がらない人はシャフトが余計な動きをするのを嫌がるので、少し硬いと感じるぐらいのものを選ぶのが特徴です」。まさに針の穴を通す正確性を活かすために少し硬めのシャフトを使用していると分析する。

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