去年から始めたコンパクトなトップが、さらに自分のものになっている印象だという。「オフに相当磨いたのではないでしょうか。リズムも非常によく、飛距離も出ていました」。スイングのことを気にする時間が減ったことは、よりコースへ対峙できるということ。「マネジメントに集中していけると思います。今週は先週と違って2回出場したことのあるコース。ピン位置も想像できると思います。そのあたりもやりやすくなるのではないでしょうか」とプラス材料は多い。
■曲がらない強みは初めてのコースでも問題なし
そのマネジメントが非常にうまいのが古江。前週もギリギリの予選通過ながらも3日目、4日目と安定したゴルフで終わってみれば32位タイ。らしさが光った。とくに決勝2日間のフェアウェイキープはともに14回中12回。フェアウェイから攻めていく場面が目立った。
「一番使うことの多い6番ユーティリティを筆頭に長い番手のクラブでもフェアウェイからならバーディを獲っていける。これが古江さんの強みです。飛ばし屋有利のコースでもこの安定感があればまったく問題ありません。
初めてのコースとなりますが、これまでもキャディのマイクさんとしっかりとマネジメントして対応してきましたので、うまい攻め方を見せてくれそうです。18番ホールの3打目勝負が楽しみですし、何といっても左ドッグレッグで左が池という6番ホールをどう攻めるのか注目したいですね」

