そのとき、上体を板のように固定してしまうと、肩はタテに回らない。バックスイングでは左ワキ、ダウンスイングからインパクトにかけては右ワキをアコーディオンのように縮ませることで、肩がスムーズにタテに回る。
さらに、ドライバーのヘッドを右側にして、フェースが正面を向くようにセットしたのには、ちゃんと意味がある。「シャドースイングではフェースの向きもチェック。インパクトでは、フェースがスクエアになるように体を回してください。右肩で球をつかまえる意識でスイングすれば、手元が低い位置に下りてきてボールを強く押せるんです」というわけだ。
これだと肩が完全に開いている形になるが、肩がタテに回って手元が浮かなければボールはつかまる。ローリー・マキロイ(北アイルランド)など世界の飛ばし屋のインパクトを見てみても、肩がタテに回って体がやや開いていることがわかる。昔はタブーとされていた動きが、いまや飛ばしのトレンドとなった。
