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米LPGAツアー予選会中止へ、コミッショナー明言「でも渋野日向子には道は残されている」

米LPGAツアー予選会中止へ、コミッショナー明言「でも渋野日向子には道は残されている」

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2020年5月21日 12時26分

コミッショナーのワン氏も渋野日向子について言及
コミッショナーのワン氏も渋野日向子について言及 (撮影:GettyImages)
米国女子ツアーは厳しい現実に直面している。先日、ツアー再開初戦と予定されていた「ドウ・グレート・レイクス・ベイ招待」が今季の中止を決定。さらに現地時間20日にはもう1試合の中止と、今季の各選手の出場資格が2021年も継続することが発表。これに伴って来季の出場権を得るための予選会、Qシリーズの中止も決定された。

渋野さんがボールに絵を描いている【動画】

20日午後にメディアの会見に応じたコミッショナーのマイク・ワン氏は「新型コロナウイルス感染拡大によりこれだけたくさんの大会中止、延期が続いている今、20年の資格を得た選手がシーズンを十分に戦えるようにするべき。選手たちと何度も話し合ってこれがベストな選択だった」と決定に至ったと話す。

来季への資格継続、予選会なしという措置は米国男子のPGAツアーと基本は同等のもので、現状を鑑みると公平であるとも考えられるが、しかし予選会中止は昨年の「全英AIG女子オープン」でメジャー制覇を成し遂げた渋野日向子にとっては厳しいニュース。全英勝利で得た今季のメンバー資格は行使せず、今年のQシリーズから21年の米LPGAツアーを目指すことを明言していたから、その計画は変更せざるを得なくなる。

「渋野だけでなく、米ツアーを目指す選手にとってはとても大きなニュース。しかし今年のメジャーで勝利すれば、来季の出場権を得ることができる。彼女の実力があれば可能だ」とワン氏。21年への道が開かれていることも明言した。

渋野は全英の勝利から今季開催される予定の海外メジャー5大会の出場資格を有する。現時点では「エビアン選手権」(8月6〜9日、フランス)、「全英AIG女子オープン」(8月20〜23日、スコットランド)、「ANAインスピレーション」(9月10〜13日、カリフォルニア州)、「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」(10月8〜11日、ペンシルベニア州)、12月には「全米女子オープン」(12月10〜13日、テキサス州)もあり、日本開催の「TOTOジャパンクラシック」も11月6〜8日で予定されている。

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