ジョン・ラーム(スペイン)がLIVゴルフからの離脱後、初めてその心境を明かした。米ゴルフメディア『Golf Digest』によると、復帰にあたってブルックス・ケプカ(米国)と同じ条件を提示された場合、「おそらく受け入れる」と前向きな姿勢を示した。
ラームは2022年2月にLIVゴルフへ移籍。チーム「レギオンXIII」のキャプテンとして通算38試合に出場し、4勝、33回のトップ10入りを記録した。競技による獲得賞金は4年間で1億ドル(約150億円)を超える。LIVで過ごした3年間については「ポジティブなものとして振り返ることができる」と評価する一方、2027年に向けたリーグ再編には賛同できなかった。
「LIVの最初の構想やプロジェクトは気に入っていたが、2.0に向けた変更にはあまり納得していなかった。その道に進むつもりはなかった」
チームゴルフという特徴が薄れ、通常のツアーに近づいていると感じたことも理由の一つだ。「不明な点が多すぎたし、今もかなり残っている。LIVをLIVたらしめていたものから離れていくように見えた。正直、再編後のリーグに参加することはほとんど検討していなかった」と語った。
2027年シーズンはDPワールド(欧州)ツアーを主戦場とする考えだが、PGAツアー復帰の可能性も残している。「来年に向けて復帰への道があるのか、PGAツアーと話をする必要がある。現時点では分からない。はっきりするまでは、DPワールドツアーで1年間プレーするつもりだ」と話した。
ラームは2026年1月、PGAツアーの「復帰メンバー・プログラム」の対象選手4人のうちの1人だった。同制度で復帰したケプカは、500万ドル(約7億5000万円)の慈善寄付や、2026年のフェデックスカップ・ボーナスの受給資格停止、5年間の株式付与制度の対象外などの条件を受け入れた。一方、ラームはキャメロン・スミス(オーストラリア)、ブライソン・デシャンボー(米国)とともに復帰を選ばなかった。
ケプカと同じ条件を提示された場合、ラームは「おそらく、そうする。なぜいけないのか。ブルックスと同じ条件を提示されるとはまず思っていないが、彼とまったく同じペナルティなら、受け入れると思う」とコメント。
ただし、PGAツアーのブライアン・ロラップCEOは、同プログラムについて一度限りの特別措置であり、今後同じ復帰ルートが用意される保証はないと説明している。『Golf Digest』によると、LIVゴルフの経営破綻申請後も、この姿勢を改めて示したという。
ラームが2027年にPGAツアーへ復帰するかは不透明だ。今週のアブダビ大会からDPワールドツアーでシーズンを再開し、年間ポイントレース「レース・トゥ・ドバイ」では51位につけている。来週の最終戦「DPワールドツアー選手権」に出場するには、上位50位以内に入る必要がある。