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「最初に来て最後に帰る人」 エージシュート常連の72歳・高橋勝成から受ける刺激【細川和彦のゴルフ道】

「最初に来て最後に帰る人」 エージシュート常連の72歳・高橋勝成から受ける刺激【細川和彦のゴルフ道】

所属 ALBA Net編集部
小高 拓 / Hiromu Odaka

配信日時:2022年10月20日 19時36分

■昨年エージシュート13回の高橋勝成は食事前にも腹筋

1年目からすっかりシニアツアーに溶け込んだ細川だが、その理由の一つに、高橋勝成のグループに加わったことがある。72歳の高橋はレギュラーツアー10勝、シニアツアー13勝を誇り、シニアツアーフル参戦組では中村通とともに最長年長の超ベテラン。高橋グループには寺西明、中山正芳が属しており、細川は彼らと同じホテルに宿泊し、練習ラウンドはもちろん、食事も共にする。

「勝成さんは元々自分が所属する茨城ゴルフ倶楽部で研修生をしていましたし、土浦にも住んでいたんです。その関係で2年前、勝成さんが茨城GCに顔を出したときに、『シニアツアーに参戦するんだったら一緒にやろうよ』と声を掛けてもらったのがきっかけです」。

約束どおり、昨年の開幕戦から行動を共にしたが、シニアツアーのグループで行動することによって、シニアツアーの雰囲気にも戸惑うことなく、本来の力を発揮できたのは大きい。さらに、高橋のそばにいて驚いたことがあったという。

「72歳になるのに、とにかく元気なんです。コースには最初に来て最後に帰る感じですし、ドライバーの飛距離が自分より30ヤードぐらい手前なのに、平気でアンダーパーで回ってきます。確か昨年だけでエージシュートを13回やったんですよね」。口では言わないが、夜の食事前に上気した顔でホテルのロビーに降りてきた高橋の顔を見て、部屋の中で腹筋などのトレーニングをしていたんだなと推察したことも一度や二度ではなかったという。

「そうじゃなきゃ、あの年齢であのゴルフはできませんよね」と細川。そんな高橋の取り組み方を見て、自分も負けていられないと練習やトレーニングにいそしんだことが、1年目からの好成績につながったのは言うまでもない。

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