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「ボールが見える」視認性の高さが人気 シニアプロは約32%が黄色ボールを使っている

「ボールが見える」視認性の高さが人気 シニアプロは約32%が黄色ボールを使っている

配信日時:2022年4月22日 12時00分

■白と黄色では視認性の違い、視覚効果もあるようだ

黄色ボールを使用する一人が芹澤信雄。タイトリストの『プロV1』シリーズが黄色を展開しはじめた2019年から使っている。「黄色だから飛ぶっていうことはないと思いますよ。性能自体は変わらないと思いますが、とにかく黄色は見やすいです。視力の低下とともに白はボールの落ち際が見にくくて。黄色だとはっきり見えます。落ち際が見えると安心しますよね」と視認性の高さがあるという。

シニア入りしてから黄色に変えた桑原克典も同じ意見。「見えずに自分のボールがどこにあるか分からないと不安ですからね。それにパー3はボールの落ちどころも見えます。自分のボールだけでなく、同伴競技者のボールの落ちどころで風などのジャッジの参考にするので黄色だとうれしいです。みんな黄色にしてくれればいいのに」とも。

また、今季からシニアデビューとなった佐藤えいちも黄色使い。「開幕戦では白いボールを使いましたが、端っこが見えにくくて。黄色の方がはっきり見えますし、少し大きく見えるのでショートゲームの時にもいいです」と視覚効果も感じる。

さらに兼本貴司は、もともとオレンジを使用していたが、今は黄色だ。「他の人と違う色なら誤球しませんし、すぐに自分の場所が分かるので距離計算も早くできます。シニアは黄色が多いですが…」と、自分のボールの確認しやすさを使う理由に挙げた。

逆に白派の丸山大輔は「黄色は見やすくて興味はあるのですが、私の場合、曇りの時に空中にあると黄色は見えなくなるのです。それにボールとの距離感や打感も慣れた白と微妙に違うように感じるんですよね」とテストはしたことがあるが慣れた白が手放せない。

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