寄る!入る!キングをつかんだパッティング術【写真】
■練習場のボールで仕上げても仕方がない
古今東西、どんな選手でも試合のスタート前に練習場でボールを打つのが当たり前だと思っていたが、どうやら間違った認識のようだ。なんと、昨年のシニアツアー賞金王・篠崎紀夫は、スタート前にボールを打たないと言い切る。「プライベートのラウンドではスタート前に練習しなくても1番ティのドライバーショットはしっかり当たるじゃないですか。スコアだってアンダーパーをマークできます。逆になぜ試合の時だけ練習するのかと思いますね」。
とは言うものの、その篠崎も10年ぐらい前までは、ほかの選手と同じようにスタート前は練習場にいってボールを打っていた。しかし、あることに気が付いて以来、考え方を180度変えたというのだ。
「ツアーの出場権をかけた最終予選会での話です。スタート前に練習場で打っていたら、自分の持ち球であるフェードボールをいい感じで打てていたのに、いざスタートホールでティショットを打つと、いきなりチーピンが出たんです。しかも2日連続で。最初は緊張しているのかと思ったんですが、調べてみるとボールに原因があったんです」
