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稲見萌寧は風に翻弄され『73』 新スイングには「すごく不安になる感じはない」

国内女子ツアーの開幕戦。稲見萌寧は1オーバーとやや低調な立ち上がりとなった。

配信日時:2023年3月3日 09時30分

稲見萌寧は1オーバー発進。残り3日間で巻き返しを図る。
稲見萌寧は1オーバー発進。残り3日間で巻き返しを図る。 (撮影:米山聡明)

<ダイキンオーキッドレディス 初日◇2日◇琉球GC(沖縄県)◇6560ヤード・パー72>

3月の沖縄の空に吹く7.8m/sの強い北風。2020-21年シーズンに9勝を挙げた元賞金女王の稲見萌寧は、その風に苦しんだ。

出だしの1、2番をアプローチで寄せてパーでしのぐと、前半は1ボギーのバーディはゼロ。「風の計算や、番手がイマイチ合わずなかなかチャンスにつけられなかった」と話した稲見は、11ホール目でようやく2023シーズンの初バーディを奪う。12番でもバーディを奪い、ここから波に乗るかと思われたが、13番からはまさかの3連続ボギー。「短いパットが外れただけ。ちょっともったいなかった」とこれには本人も声が小さかった。16番でバーディを奪ったものの、終わってみれば1オーバーの31位タイ。2日目以降の巻き返しに期待がかかる。

新コーチとともにオフからスイング改造にとり組んでいる。その状態については「このコースはティショットが難しいホールがたくさんある。(ホールの)見た目にやられてミスしたりというイメージがどうしてもあるので、そこになるべく打ち克つようにスイングを意識していて、そこそこ上手く行けたかなと思います」と手応えはある。

強風の中でのプレーに苦戦した様子の稲見ではあったが、「ショットに関しては風の計算が合わなかっただけ。すごく不安になる感じではない」。2023年の初戦。まずはしっかり予選を通って週末に臨みたい。(文・内藤哲)

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