<スタンレーレディスホンダ 初日◇9日◇東名カントリークラブ(静岡県)◇6530ヤード・パー72>
特別な出場資格が必要な「TOTOジャパンクラシック」「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」を含め、国内女子ツアーは残り8試合となった。ここからはメルセデス・ランキング50位以内に与えられる来季シード権の争いも佳境を迎える。
昨年喪失したシード権の復帰への意識を問われ、「あります」と力強く答えたのは、ツアー通算1勝の尾関彩美悠だ。秋を迎えて状態が上がってきている。今週も初日をボギーなしの2アンダー・20位タイで滑り出した。
アップダウンが激しく、グリーンも硬く仕上がったコースで意識したのは、「外してはいけないところに外さないように」という部分。パーオン率は55.6%(10/18)にとどまったが、徹底してアプローチでしのいだ。「前半のショットがよくないなか、バンカーやアプローチで拾って流れがよくなりました」。パット数「26」も、その賜物といえる。
先週の「日本女子オープン」を16位で終え、4試合連続で決勝を戦っている。開幕から3試合連続で予選落ちするなど、春先はなかなか調子が上がらなかったが、夏場になると安定感が増してきた。第1回リランキング後の初戦「EARTH MONDAMIN CUP」終了時点で91位だったメルセデス・ランキングも、現在は60位まで上昇。もうひと踏ん張りの位置まで来ている。
気になっているのは、今季まだ1度もないトップ10入り。「上位で終わることを意識して3日間プレーしたいと思っています」。そのためにも改善が急務になるのが、決勝ラウンドでの成績。平均ストロークは予選ラウンドが『71.9801』で34位なのに対し、決勝ラウンドは『72.5418』の65位と落ちる。先週は3位で予選を通過したが、3日目と最終日に「73」と落とし、順位も14位、16位と尻すぼんだ。
「ここ数週間は決勝ラウンドで崩しているので、課題としてそこで伸ばせるように。しっかりバーディトライをしていきたいです」。それは2022年「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」以来となる4年ぶりの優勝にも直結してくる。ゴルフもランキングも尻上がりを目指す。(文・間宮輝憲)
