<日本女子オープン 2日目◇2日◇宝塚ゴルフ倶楽部 旧コース(兵庫県)◇6185ヤード・パー70>
メジャー大会の伝統の重みが連覇を目指す堀琴音の支えとなっている。2バーディ・1ボギーの「69」と1つ伸ばしてトータル3アンダーとした2日目のラウンドは、宝塚ゴルフ倶楽部の誕生日。1926年のこの日に開場したコースの長い歴史もディフェンディングチャンピオンの背筋をピンと伸ばしている。
「宝塚の100周年という記念すべき大会なので、頑張って名前を刻みたい。ゴルフ場のみなさんはすごく気合が入っているし、コース管理の方にも夏場とかすごく暑かったのに、こんなにきれいに仕上げていただいた。そういうのを聞いたら、本当に記念大会だなと思う。優勝したいですね」
前日と異なり朝から強い風が吹いた。午前は穏やかで、午後から風が吹くのが一般的だが、午前8時6分にインから堀たちがティオフする前からピンフラッグは大きく揺れていた。パー3がツアー史上最多となる6ホールもある変則的なレイアウト。「平らなところからティアップして打てるし、アングルも決めることができる。簡単というかやりやすいかなと思う」。開幕前には歓迎のコメントだったが、この日は「パーでしのいでという感じになりました」と苦笑いを浮かべた。
「昨日の午後より吹いていた。グリーンが小さいのでピンサイドはどうしても狙えない。強弱もあったので読みづらい。きょうは午前組だったので、風が吹かないことを期待していたのに、『なんだ吹いているじゃん』でした」
ボギーは13番パー4の1つだけ。パー3はパーオンしての2パットが4度、バンカーからの¨砂イチ¨が2度とすべてパーでまとめた。初日に最も難しかった18番パー4は右ラフから残り180ヤードの2打目を9番ウッドでピン左7メートルに乗せてパーセーブ。「2打目は完璧でした」とニッコリ笑った。
「100周年の年に連覇を狙えるのは私だけ。去年はあそこまでイケるとは思わなかったので、ホントに無欲だった。今年は連覇が懸かっているし、勝ちたいと思う。ここまで勝ちたいと思ってやっているのは、初めてかな。やっぱりメジャーだからでしょうね」
過去58回の大会の歴史で連覇を達成したのは3人だけ。2021-22年の勝みなみ以来となる快挙に向けて、勝負の2日間となる決勝ラウンド。「もう少しバーディチャンスを増やしていきたい。4人目になりたいです」。週末は24年のクリスマスに結婚した夫の高坂佳祐さんも応援に駆け付ける。昨年は優勝カップを手にツーショット写真を撮りたいという夫の夢をかなえた。目指すはその再現だ。(文・臼杵孝志)
【日本女子オープンの連覇達成者】
4連覇:1968~71 樋口久子
連覇:1976~77 樋口久子、2016~17 畑岡奈紗、2021~22 勝みなみ
