飛距離的に届くかどうか、という選手でも多くがドライバーを握って「グリーンの近くまで運んでアプローチで寄せてバーディ」という青写真を描く中、レイアップを選択したのは上田桃子。ティショットを4UTでフェアウェイ左、残り75ヤードの位置につけると、そこからの2打目を左2・5メートルにピタリ。キャディの森本真祐氏が「狙い通り」というルートでイーブンパーへと戻すバーディを奪った。
一方で飛距離的には届きながらもティショットを曲げて苦しんだ選手も。ドライビングディスタンス1位の葭葉ルミは、ティショットを大きく右に曲げて隣のホールへ。そこからの2打目はピンに当たって跳ね返り奥のカラーへ。そこからパターで寄せられず、パーパットが入らずのボギーを喫した。同2位の川岸史果は届かず手前のバンカーへ。そこからグリーンを越えて奥のラフまで行ったが、寄せワンでパーとしている。
ここまで平均ストロークは3・565と、ホールアウトした選手の中で最も難易度の低いホールとなった13番。上位勢ではトータル7アンダー・暫定3位のキム・ヘリム(韓国)、トータル6アンダー・暫定5位タイのショットメーカー・松森彩夏らがまだこのホールを残している。明日に持ち越した選手たちは、どう攻めていくのか。また、第3、第4ラウンドで同じティボックスとなった場合、どんなドラマが生まれるのか。