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パッティングコーチが語る 成田美寿々の勝因と今後の課題

パッティングコーチが語る 成田美寿々の勝因と今後の課題

配信日時:2017年8月1日 17時35分

成田美寿々を抱きしめる南秀樹氏、涙をおさえ切れない
成田美寿々を抱きしめる南秀樹氏、涙をおさえ切れない (撮影:村上航)
大東建託・いい部屋ネットレディス」で2年ぶりに勝利を挙げた成田美寿々。その成田と今季のツアーから異例のパッティングコーチとして契約を結んだ南秀樹氏が、今大会の勝因について語ってくれた。

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成田はこの大会の前週にあった「センチュリー21レディス」で、最終日に一時は首位に立ちながらも優勝を逃した。「本人のプレッシャーにならないように黙って観に行っていた」という南氏は、勝てなかった理由について、「ショットからパッティングが悪くなっていった」と分析していた。「12番辺りからショットが曲がっていった。それでチャンスに中々つかなくなって、16番で我慢できずにパターを上からガツンと打ってしまいボギー。ショットのリズムが悪くなったことから、パターのリズムも悪くなっていきました」。

成田のパッティングが悪くなるとき。それは手打ちになりはじめるときだ。「ダウンスイングでヘッドを待ちきれなくなるんです。“ゆっくり打つこと”は、決して“クラブをゆっくり上げること”だけではないんです。体全身を使ってゆっくり上げて、ゆっくりおろす。それが悪い時は、“ゆっくり”上げたパターがおりてくるのを待ちきれずに、手でおろしてきてインパクトしてしまう。(優勝争いしながらスコアを落とした)サロンパスカップの最終日やモンダミンカップの3日目は、まさにそんな感じでした」。

その悪い癖がこの大会では一切見られなかった。「パターのヘッドで叩くのではなく、シャフトを使って押し込むパットが打てていてパットの音が格段に良くなった。いいショットのリズムをいいパターのリズムに繋げられたのも要因の1つです。そして、ずっと平常心だったことが良かったですよね。象徴的だったのは11番のファーストパット。“パンチが入りそうなイメージ”があったのでしょう、一度入ったアドレスをほどいたんです。その落ち着きを見て、もう大丈夫だと思いました」。平常心を貫いた成田は、その後も追いすがる後続に心揺さぶられることなく、最終日の18ホールを駆け抜けた。

南氏はパッティングコーチだが、パターだけを見てるわけではない。ドライバーからパターまで、全てのプレーを一連の流れで見ている。「ショットは井上透コーチが見ていますから、スイングがどうのこうのといった話はもちろんしません。ですが、タイミングやリズムというのはショットからパターまで同じように連動するもの。だから試合を見ての全体の傾向や、ショットからの流れというのは意識してみるようにしています」。実際、パッティングコーチとして契約を結んだ直後に行われた香川合宿では、「南さんはパッティングを私の得意なショットからつなげてきて説明してくれるので分かりやすいんです」と成田も話している。

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