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武尾咲希が感じた、女王を争う2人の強さ

武尾咲希が感じた、女王を争う2人の強さ

配信日時:2016年11月13日 19時11分

初優勝へ、奮闘を見せたが実力者についていけず…この経験を今後に活かしたい
初優勝へ、奮闘を見せたが実力者についていけず…この経験を今後に活かしたい (撮影:福田文平)
<伊藤園レディス 最終日◇13日◇グレートアイランド倶楽部(6,639ヤード・パー72)>
 悔しさと、今後のゴルフ人生にとって大事な財産。3打差をつけて首位からスタートした武尾咲希はこの日、2つの大きな経験を得た。

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 最終日最終組で優勝を争うのは、今季の賞金女王を争う実力者、イ・ボミ(韓国)と笠りつ子。大ギャラリーが見守る中での優勝争いは「緊張はちょうど良い感じ」だと思っていたが、ショットでもパットでも「グリップを握る力がいつもより強くなってしまっていた」。思うようにはプレーできず、10番までに3つスコアを落とし優勝争いから脱落。トータル7アンダー7位タイに入り、賞金ランクは65位から59位に上げたがシードには届かず悔しさの残る結果となった。

 やはり同組の2人は強かった。「お互いきちんと自分のプレーに集中していて、りつ子さんはミスパットしても最後に入れ返したり芯の強さがあった。2人とも最後まで自分のプレーを貫いていた」。大ギャラリーに女王や優勝のプレッシャー、それらに動じない2人との差を痛感した。

 嬉しいこともあった。「今日はたくさんの方に声をかけていただいて…すごく嬉しかったです。もっと強くなって期待に応えられる選手になりたい」、上を目指す気持ちは一層強くなった。

 シード権を巡る戦いはあと1試合。「今週、少し自分のプレーを取り戻せたので、来週も自信をもってプレーしたい。QTにいくことになっても、良い流れを作りたい」。もっと強さを。今回の経験をどれだけ“バネ”にできるか、高く飛躍するためには重要となる。

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