昨季メルセデス・ランキング51位の吉田鈴が18日、父・英隆さんが経営する東京都内の居酒屋「個室 串天 鮮魚 二十四区 末広町」で1日店長イベントを行い、ファンと交流した。
このイベントはもともと国内ツアー通算4勝の姉・優利が始めたものだったが、24年のプロテストに合格した鈴も昨年、初めて実施。今年は3000組を超える応募があり、抽選で当選した約50組(170人)が参加した。
お店のTシャツを着て腰にはエプロンを巻き、「サインします りん」と書かれた名札もつけた。店長は主に料理やドリンクを運んだり、シャンパンを販売するなどの接客を行ったほか、各テーブルを回ってサインをしたり会話を弾ませた。昨年に続いて2度目の吉田店長は「ゴルフとはまた違った疲れがありますが、2回目なので少し慣れました。お客さん(ファン)と接することができてとても楽しかったです」と満面の笑みを浮かべた。
同店はシーズンの合間にも知人と会食で訪れることもあるという。「何を食べてもおいしいんですが、餃子と馬刺し、お店オススメの生本鮪の刺身は好きですね」といい、アサヒ飲料と契約している縁で同店オリジナルの「カルピスレモンサワー」を監修している。「カルピスの甘さとレモンの酸味で後味すっきりで飲めるのでオススメです」とPRも忘れなかった。
26年シーズンの開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」まで1カ月少々。今オフはトレーニングから開始し、1月下旬から2月中旬まで国内合宿を行って沖縄入りする予定だ。「昨年1年間ツアーを戦って、土台はちょっとレベルアップしたと思っています。そこにちょっとずつアップデートしていければ。ガラッと変えることはなく、徐々に新しい技とか入れていきたいです」と昨季から土台を上積みしてシーズンインする構えだ。
昨季はあと一歩のところでシード権を逃した。ツアー2年目は「1年目は経験が一つできたので、その経験を生かしたい。悪いところいいところがいっぱい出てきたので、悪いところは繰り返さないようにいっぱい対策したいです。もちろん優勝は目指しています」と話す。
対策の一つに挙げたのが夏場だ。昨季は9月の「日本女子プロゴルフ選手権」以降は、10試合連続で決勝ラウンドに進出したが、猛暑の影響もあって夏場には予選落ちの試合が続いた。「(夏場は)体も疲れましたし、集中力が一回切れちゃうと戻らない。毎日ゴルフをしているから調子が悪くてもやらないといけない状態。いつ調子が悪くなるか分からない中で、どうやってスコアを作っていくかがシード獲れるかのカギになってくると思う」と年間通じてゴルフの安定感を課題に挙げた。
参加したファンからは「優勝してね」といった声も届いた。それに対して吉田は「勝利数で選手の価値が決まると思っているので、やっぱり毎年勝てるような選手になりたい。それには初優勝までどれだけ時間がかかるかがカギになると思います。急ぐ気持ちもあるけど、ちゃんとやることを変えずに取り組んでいきたい」とファンの期待に応えるためにも、残りの短いオフを過ごす。
