これに試合と試合の間の移動、体のケアなどの時間も必要です。つまり、シーズン中はほとんど休みなどないということになります。もちろん、試合を休むという選択肢もあります。ただ、シード選手なら、年間スケジュールを考えて試合を選ぶことも可能ですが、QTから出場している選手の場合、リランキングまでに結果を出さなくてはならないので、出られる試合にはほとんど出ることになるでしょう。
シード選手でも、若い選手はとにかく結果が欲しいので休まない傾向にあります。結果として、シーズン中は休みなく働き続けることになるわけです。
より実力が反映される4日間大会が増えたのは、選手たちにとっても、ツアーにとっても歓迎すべきことなのはまちがいありません。ただ、そこには自らの心と体を健全に保ちながら、という条件が付きます。
オフにどんなに準備して臨んでも、シーズン中には体の調子を崩すこともあるでしょう。練習のし過ぎでケガをすることも少なくありません。ゴルフの好不調によって、心が疲れてしまうこともあります。試合に出場するかしないか、どこで休むかについては、自分自身としっかりと向き合って自ら決断するべきことです。
周囲に相談するのは、いくらでもすればいいと思います。でも最後に決めるのは自分、だということをしっかりと覚えていて欲しいと思います。