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「試合に出てなんぼ」がツアープロ 年々タフになるQTからチャンスをつかむ可能性【原田香里のゴルフ未来会議】

「試合に出てなんぼ」がツアープロ 年々タフになるQTからチャンスをつかむ可能性【原田香里のゴルフ未来会議】

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2022年12月14日 11時30分

34歳という年齢だけではありません。若林選手は19年に出産を経験しています。産休を経てカムバックした後、21年「GMOインターネット・レディースサマンサタバサグローバルカップ」でツアー4勝目を挙げています。お子さんとともに優勝を喜ぶシーンが印象的でしたが、勝負の世界は厳しいものです。

今年はランキング(今年から賞金ではなくポイント制のメルセデスランキングになりました)88位でシードを失いました。シーズン中に新型コロナウイルスに感染し、4週間、試合に出られなかったなどの事情はあったようですが、結果は受け入れるしかありません。

若林さんだけでなく、出産後にカムバックするプロはみな、それを乗り越える大変な努力をしています。若林さんは、それを乗り越えて優勝し、シードを失ったところからもQTから出場権を手にしました。体力と精神力、そしてそれを維持する力に対しては、本当にすごいなあ、と感じています。

通常の試合が優勝を争うのに対し、QTは一定以上の順位に入ればいいという戦いです。私がQTに出ていた頃は、冒険をし過ぎないように、安全に攻めていたのですが、よりレベルが高くなった現在は、それでは上位に入れません。

今回、QTが行われたJFE瀬戸内海GCは、風も強く、日本ではまり見かけないリンクスのような難しいコースなのですが、そこで若林さんはトップの通算11アンダー。出場の目安となる35位の大城さつきさんのスコアが通算2アンダーということを考えれば、ツアーのレベルが本当に上がったのだな、ということがよくわかります。

一方、QTであまり上位に入れなかった人にも、チャンスがないわけではありません。主催者推薦枠での出場や、マンデーと呼ばれる大会週に行われる予選(これも推薦枠を争うものです)での出場機会もあります。さらに「ウエイティング」といってとにかく現地に行って出場権の順番が下りてくるのを待つという手段があります。急な欠場者などで出場のチャンスが巡ってくることがあるのですが、その場合は、現地でウエイティング登録している選手の中で、順位が上の人から出場することができるのです。

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