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怒りと緊張を力に変えて 川崎春花、2つ目の勝利は「今回は“勝てた”という実感がある」

怒りと緊張を力に変えて 川崎春花、2つ目の勝利は「今回は“勝てた”という実感がある」

配信日時:2022年10月23日 18時13分

2勝目は初優勝とはまた違うものだった
2勝目は初優勝とはまた違うものだった (撮影:福田文平)
<NOBUTA GROUP マスターズGC レディース 最終日◇23日◇マスターズゴルフ倶楽部(兵庫県)>

手に汗握るスコアの伸ばしあいが展開した最終日。記憶に残る激戦を制したのは、トータル15アンダーまでスコアを伸ばしたルーキーの川崎春花だった。

緊張が出てきた後半の表情

最終日は、スタートホールから首位タイに並ぶ河本結と一騎打ちの様相を見せた。1番で河本がバーディを獲れば川崎は3パットのボギーとし、河本の「優勝する」という気迫に川崎が気後れするかに見えた。だがルーキーながら、「日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯」で初優勝を遂げているルーキーも負けてはいなかった。

続く2番で川崎はバウンスバックとなるバーディを奪取。一方、河本はボギー。「自分的には緊張していないと思っていたのですが、スコアを記入するときに手が震えていました。チャンスホールのパー5をボギーにしてしまったことに腹が立って、絶対に次はバーディを獲る気持ちで攻めました」と、怒りをスコアに変えた。

まるでマッチプレーのような展開は、この後もまだ続いた。河本が6番でバーディを獲ると、川崎が8番で獲り返す。9番では河本がグリーンエッジからパターを持って先にバーディパットを沈めれば、川崎も負けじと3メートルを入れて逃げようとする河本の背中にピッタリと張り付く。そしてバック9に入っても、ふたりのつばぜり合いは続いた。

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