「無事上がれてよかった」。初日に続き2日目もサスペンデッドとなった戦いは多くの選手がまだ36ホールを終えられずにいる。そんななか小祝さくらはホールアウトでき、出場選手唯一となる2桁アンダーに乗せて暫定ながらも単独首位に立った。
ラインを読むときも少し眠そうです…
午前7時半。8番ホールから第1ラウンドを再開させた。第2ラウンドを終わらせるべくスピーディにプレーしたが、それでもギリギリと見ると「後半途中からほとんど走っていた」とさらにスピードアップ。「12番で詰まっていたので、どうなんだろうっていう不安もあった」というなかでも何とか回り切った。
午前3時50分起床ということもあって、ラウンド中は睡魔との戦いだったという。食事は「食欲も(起きるのが)早すぎてわかなかった。無理やり食べた」と何とか口に入れ、朝の練習は「眠気が勝った」ため15球のみ。「あんまり練習に専念するよりも、体を起こすっていう感じで打ってました」と本来の目的とはかけ離れたかたちで終えて、ティへと向かった。
ようやく目が冴えてきたのは第2ラウンドの中盤から。逆に言えばそこまでは眠気と戦いながらスコアを伸ばしていたことになる。眠気が取れても「調子は変わらなかった」というから驚きだ。