昨年までは最終日でプレーして優勝するチャンスがあっても、崩れてしまうことが多かったとか。それがトレーニングを行うようになって、最終日まで安定したプレーができるようになった。昨季の最終ラウンドの平均ストロークは73.1471で69位だったが、今季はここまで69.5972で1位。最終ラウンドだけでも昨季より3打以上スコアがよくなり、“まくりの菅沼”が安定感につながっている。
「トレーニングによってお尻や腹筋を鍛えて、3日目・4日目の最終日でもバテなくなりました。ショットもブレなくなったのが大きな要因ですね。それは本当に実感しています」。
ショットの安定感が高まれば、一番練習量が多く平均パット数5位と得意のパッティングでバーディを奪うことができる。スコアメイクもグッと楽になるというもの。
「基本的に嫌いだし、やらなくていいならやりたくない(笑)」というトレー二ング。その成果を、初優勝のご褒美として、長距離移動を共にしていつも運転してくれる父にプレゼントしたいところだ。(文・加藤雄一郎)
