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今季初のトップ10入り 原英莉花が久々に味わった「プロゴルファーとして楽しい瞬間」

今季初のトップ10入り 原英莉花が久々に味わった「プロゴルファーとして楽しい瞬間」

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2022年5月16日 07時30分

最後はガッツバーディ 原英莉花が今年も和白のファンを沸かせた
最後はガッツバーディ 原英莉花が今年も和白のファンを沸かせた (撮影:福田文平)
ほけんの窓口レディース 最終日◇15日◇福岡カンツリー倶楽部 和白コース(福岡県)◇6299ヤード・パー72>

2打差の2位タイで最終日最終組入りし、久しぶりとなる優勝争いに臨んだ原英莉花だったが、「ドライバーが特に安定しなかった。苦しい展開のなかで後半はチャンスにもついたけど、それを決めきることができなかった」とスコアを伸ばせず、トータル8アンダーの5位タイに終わった。

勝負できる喜び? 原英莉花は笑顔でホールアウト【写真】

1番パー5のティショットは、もう少し飛距離が出ていなければOBというほど、大きく右に曲がるショットになった。2打目で崖下から脱出しなんとかパーを拾ったが、その後も耐えるゴルフが続く。「きのうからティショットが気持ち悪くて、修正した。でも1番であの球が出てしまって…」。その不安が、前日までの思い切りのいいスイングの邪魔をした。

それでも5位タイは、今季初となる一桁順位。それまでの最高順位は21位とあって、ようやく復調の兆しも見えてきた。「戦える位置でゴルフをするのが、プロゴルファーとして楽しい瞬間」。2週前の「パナソニックオープンレディース」の会場では、「狙ったところにも打てないし、ゴルフが楽しくないと思うこともある」など弱気な言葉も聞こえたが、「ポジティブに考えられる」と話していた今週に結果を出した。

これで中止となった20年大会を除き、19年4位タイ、21年が6位タイと和白で3連続トップ10入り。白と紺の「勝負服」でファンを沸かせただけでなく、“プロゴルファー”としての臨戦態勢もしっかりと整えた。勝負の楽しさを思い出した原が、今季初勝利を見据えて次戦に挑む。(文・間宮輝憲)

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