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「持ち味は飛距離と思い切りのよさ」 渡邉彩香はリスクを恐れず今季初Vへ 

「持ち味は飛距離と思い切りのよさ」 渡邉彩香はリスクを恐れず今季初Vへ 

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2022年5月14日 18時29分

攻めて、攻めて、攻めまくる “ファイター”渡邉彩香が2年ぶりVへ闘志
攻めて、攻めて、攻めまくる “ファイター”渡邉彩香が2年ぶりVへ闘志 (撮影:福田文平)
ほけんの窓口レディース 2日目◇14日◇福岡カンツリー倶楽部 和白コース(福岡県)◇6299ヤード・パー72>

今季初優勝へのキーワードは、“思い切りのよさ”になりそうだ。渡邉彩香が2日続けて「67」をマーク。トータル10アンダーまで伸ばし、2位に2打差の単独トップに躍り出た。「パターも入っているし、いいショットも増えてきた。昨日いいプレーできたのが自信になって、思い切りプレーできました」というなか最終日に向かっていく。

渡邉彩香といえばオレンジヘッドのドライバー【写真】

5つ奪ったバーディは、いずれも3メートル以内を決めたもの。ショットとパットがかみ合う、最高の展開になった。305ヤードと短い5番パー4では、アゲンストのなかでも積極的に1オン狙い。ここはグリーンを外したものの、松の木の下から3メートルに寄せてバーディを奪った。持ち味を生かした積極的なプレーが印象的だ。

この姿勢は、首位で最終日を迎えながら4位に終わった今季開幕戦の反省や、予選落ちした先週のメジャー大会などで湧きあがった思いが背景にある。「勝ちたいと思うと、少し思い切りがなくなっていいショットやパットにつながらない」。“安全に”という気持ちが、知らず知らずのうちに持ち味を奪っていた。

リスクを取った結果、ピンチが訪れても、「(自分は)そういうことがつきものの選手だと思ってやっている」と割り切る。逃げ切りを図る最終日だが、「思い切ってやった結果なら、(ミスが出ても)次でパーやバーディを獲るためにどうするかが勝負だと思う。そうなったこと(ピンチ)に後悔はない」という気持ちは忘れない。

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