アマチュア時代には10試合連続予選通過のツアー最多記録に並んだ。さらに18年「大東建託・いい部屋ネットレディス」、19年「ニトリレディス」では最終日最終組入り。2019年のプロテストに合格し、鳴り物入りでツアー生活を送り始めた。だがルーキーイヤーとなった昨季はケガの影響もあって、その輝きを強く放つことはなかった。シード入りも逃し、今季もQTランク20位の資格で開幕を迎えた。
そのなかで近づいたチャンスだっただけに、悔いも残る。ただその一方で「優勝争いに加われたのは、少し成長。この順位で終われたのは自信になりました」という思いもある。「伸びしろがあるほうが頑張れる。来週も好きなコースだし、きょうみたいにならないように次からはしたい」。プラチナ世代をけん引してきた大器は、川奈での経験を糧に覚醒の時を迎えることになるか。
