それは「知っていました。(コースの)支配人から聞いて『そうなんだ』と思いました」と意識するできごとになった。ちなみに尾関は、その大会の第1ラウンドを観戦に訪れ、そこで渋野と言葉を交わしたことも覚えている。「日向子ちゃんが海外で活躍している姿は刺激。作陽を卒業して、自分が日向子ちゃんに抱いているようなこと(憧れ)を、(後輩たちに)思ってもらえるように頑張っていきたい」。後輩もここを“出世大会”にしたいところだ。
今月1日には高校も卒業し、まさに門出の舞台となる。同級生たちからはサインや写真撮影をねだられ、応援の言葉ももらうなどその期待は十分に感じている。「あまりシードのことを考え過ぎると、獲れなくなりそう。目標は高く、常にトップ10入り。そうすればリランキングも自然に突破できると考えています」。最終日には地元から応援団も訪れる予定。先輩と同じように、ここから未来を切り開いていく。
