西村優菜のスイングは「まるで一本足打法」【連続写真付き解説】
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昨シーズンは酒井美紀さんが80%を超える異次元の数字をたたき出しました。元々“曲がらない”ことに定評のある選手ですが、さすがの一言。今季どこまで伸ばすのか気になるところです。
そのなかで、僕がこのスタッツで注目したいのが西村優菜さんです。昨シーズンは7位(76.5695%)。ルーキーとしては素晴らしい数字だと思いますが、厳しい注文になるかもしれませんが、逆に言えばここに賞金女王争いに加わりながらも戴冠できなかった要因があるように思えます。
西村さんのゴルフの肝は、何と言ってもフェアウェイウッド、ユーティリティでもウェッジショット並みを誇る正確性です。たとえ飛距離が出なくとも後ろからピンをさしてバーディを奪う。そのゴルフを展開するためにはフェアウェイキープが不可欠です。どうしても小柄な分、ラフや傾斜地からだと上から打ち込めないため、チャンスにつけることは厳しくなってしまいます。