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なぜプロは「モデル違い」のユーティリティを使うのか?【ギア豆知識】

なぜプロは「モデル違い」のユーティリティを使うのか?【ギア豆知識】

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2022年2月9日 12時02分

古江彩佳はメーカーの違うユーティリティを2本入れている
古江彩佳はメーカーの違うユーティリティを2本入れている (撮影:GettyImages)
プロを含め、「ユーティリティ」(以下、UT)をクラブセッティングに組み込むゴルファーは多い。アイアンよりもやさしく打てて、フェアウェイウッドよりも短くて振りやすい…その名前の通り、ゴルファーにとって非常に「有益」なクラブであることがその理由だろう。

ウッド3本にユーティリティ2本 古江彩佳のクラブセッティング【写真】

UTは、ヘッド形状を基に、アイアン型とウッド型の大きく2つに分けられる。今、市場にあるUTの多くはウッド型で、飛距離性能を重視したものから、アイアンに近い操作性を持ったものまで、実に多種多様なモデルが揃っている。自分に合ったUTを手に入れれば、間違いなくスコアアップの助けになるだろうが、その豊富さゆえにUTは「選ぶのが難しい」クラブにもなっている。

そこで今回はプロのセッティングを例に、UTの選び方について考えていこう。

今季から米国女子ツアーに参戦する古江彩佳は、ブリヂストンの『TOUR B JGR HY』(4番・ロフト22度)とテーラーメイドの『SIM2 MAXレスキュー』(6番・ロフト28度)という2本のUTを使用している。契約するブリヂストンのクラブがセッティングの大半を占める中、あえてモデルの違う他メーカーのUTを入れているのが面白い点だ。

シンプルに考えるなら、複数のUTをセッティングに組み込む場合、同じモデル、シリーズで揃えたほうが良さそうに見える。しかし、プロの中には古江のように「モデル違い」のUTを組み合わせる選手が少なくない。そこには、UTというクラブならではの理由がある。

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