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“三角形”が女子ツアーを席巻! 渋野日向子は同番手アイアンを2本バッグイン【ギア10大ニュース】

“三角形”が女子ツアーを席巻! 渋野日向子は同番手アイアンを2本バッグイン【ギア10大ニュース】

配信日時:2021年12月29日 11時00分

■松山英樹、マスターズ制覇はエースじゃなかった!
パターの話をもう一つ。4月の「マスターズ」で日本人男子として初めて海外メジャーを制した松山英樹がグリーン上で握っていたのは、形自体はエースと同じスコッティキャメロンの『ニューポート2』だったが、ヘッドやグリップが違う別ものだった。

同社の担当者によれば「実はずっと使っていたモデルではないんです。マスターズで使っていたパターは、マッチプレーから使っています。いつも使っているエースパターを軸にしながら、ヘッドやグリップも含めていろいろなテストをしているので、そのうちの1つがマッチしたんだのではないでしょうか。プロの世界には何かがピタッとはまる瞬間がありますから」とのこと。

フィル・ミケルソンが48インチで優勝も…
マスターズの次の海外メジャー「全米プロゴルフ選手権」で優勝したのが、今年51歳となって米国シニアツアーにも出場しているフィル・ミケルソン(米国)。優勝時は50歳でメジャー最年長優勝記録を塗り替えた。それに大きく貢献したのが47.75インチのドライバー。この“長尺”でブルックス・ケプカ(米国)らに飛距離で置いていかれることなく、プロゴルファー世界一に輝いた。

また日本でも、スタッツ各部門の順位をポイント化して「総合的に優れたプレーヤー」を表す『メルセデス・ベンツ トータルポイントランキング』で1位となった大槻智春は、45インチと46.75インチの2本をコースによって使い分ける“二刀流”で安定した成績を収めた。

だが、ゴルフの総本山R&Aと全米ゴルフ協会(USGA)は10月に「パターを除くクラブの長さが46インチを超えてはならない」とするローカルルールの新設を発表。この規制はプロトーナメントや主要アマチュア競技を目的としたもので、来年1月から長尺ドライバーは違反となることが決まってしまった。

■男子ツアーで中尺・長尺パター増えてきた!?
長尺といえば今年の国内男子ツアーでは中尺・長尺パターの使用者が増加した。宮里優作は投入3試合で4位、2位、2位と3480万円を荒稼ぎ。ほかにも「日本オープン」を制したショーン・ノリス(南アフリカ)も使用しているほか、アームロック式の中尺パターを今平周吾、比嘉一貴らが試すなどじわじわとブームの予感も。

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