グリーン上に泣いた2日間だった。前日の反省を生かし、この日はスタートの1時間40分前にまだ薄暗い練習グリーンで懸命に球を転がし、インターバルでも手を動かした。そんな努力も実らずこの日も31パット。「なかなかここのグリーンを攻略できない一日。なんせラインが読めていないので、はいらんよなぁ」と途方に暮れた。
これで来季米ツアーの出場権をかけた最終予選会(Qシリーズ)までは残り1試合。「課題はたくさんありますし、この2日間で見えたのはパッティング。まぁ全部ですね」と時間がないなかでやることはたくさんある。だが見方を変えれば、今大会で予選落ちを喫した2019年は次の「大王製紙エリエールレディス」で優勝している。今年も同じように課題を整理して、気持ちを切り替えて愛媛へと向かいたいところだ。(文・秋田義和)