夏バテすることもなかった。体調も悪くない。スイングの乱れで元気がなくなっている。だがそれも考え方ひとつで、まったく変わってくるのではないだろうか。ゴルフは勝者と敗者しかいない。たったひとりの優勝者だけが讃えられる。2位になった者は敗者となる。そんなゴルフの厳しさが、小祝のメンタルに何かを問いかけてしまっているのではないだろうか。
会見の最後に、小祝は「今やることは練習しかありません」ときっぱり言い切った。球を打つことで不安を解消する。優勝したその日の夜にもトレーニングに励み、休みなく毎日球を打ち続ける小祝だからこその解決法なのだろう。今はそのひたむきな小祝の姿勢を見守りたい。