小祝さくらも絶賛「うまいと思った」　アマ佐藤心結が史上8人目の快挙に前進

＜スタンレーレディス　2日目◇9日◇東名カントリークラブ（静岡県）◇6592ヤード・パー71＞

トッププロをも感嘆させるアマチュアが、台風の目になるか？ アマチュアの佐藤心結（みゆ、明秀学園日立高3年）が「69」と2日目も伸ばし、小祝さくら、工藤遥加に並ぶトータル8アンダーの首位に立った。2019年「富士通レディース」の古江彩佳に続く、ツアー史上8人目のアマチュア優勝に向け、最終日最終組でプレーする。

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快進撃を象徴するようなプレーで、先手を取った。1番で8メートルを沈めてバーディ発進とすると、2番でもスコアを1つ伸ばす。さらに続く3番では、ピンまで238ヤードからユーティリティを強振し2オンに成功。7メートルのファーストパットを沈め、イーグルを奪った。

「ティショットで緊張していたけど、バーディスタートで和らいだ」1番と、「6番でボギーを打ったけどイーグルがあったから、落ち込まず前向きにプレーできた」という3番は特に大きい。後半は1ボギーと耐えるゴルフになったが、「昨日が5（アンダー）、今日が3（アンダー）。2日とも60台で回れてすごくよかった」と高校生らしい初々しい口調で振り返った。

これがプロのトーナメント4試合目。初めての予選通過だが、そこでいきなり優勝を争う立場になった。「（日本女子オープンで予選落ちした）先週まではまったくこんな形になると思ってなかった」と言うが、「（キャディを務める三觜喜一）コーチからパット、ショットを教えてもらって、いい状態になった」と手応えも感じていたのは事実。それだけに「あと1日ありますけど、まずこの位置にいられることを自分でほめたい」という思いがやはり強い。