飯島、“ディマルコスタイル”練習成果で首位タイ発進！

＜ミズノクラシック　初日＞◇4日◇近鉄賢島カンツリークラブ(6,506ヤード・パー72)

　米国女子ツアー「ミズノクラシック」が開幕。初日を終えてミズノ契約のホステスプロ飯島茜がテレサ・ルー(台湾)、黄アルム(韓国)と6アンダーで並んで首位タイに立った。飯島は前半こそ1アンダーで折り返したが、後半にスパート。11番から3連続バーディ、さらに15番、17番とバーディを積み重ねて好スタートを切った。

飯島茜の今季成績＆プロフィール

　この日はパッティングが冴えた。「ショットはずっと良かったんですけど、2メートルくらいのパットが入っていなかったのが今日は入りましたね」。パット復調のきっかけとなったのが、3週前の富士通レディースから練習に取り入れている“ディマルコスタイル”だ。右手を上から添えるようにグリップするこのパッティングスタイルは、クロウハンドグリップとも呼ばれ、クリス・ディマルコ(米国)が行っていたことからディマルコスタイルとも呼ばれている。近年ではセルヒオ・ガルシア(スペイン)がこのグリップを採用し注目を集めていた。

　飯島は試合でこのグリップを使用することはないが、「練習でディマルコスタイルをやることで、コンパクトにヘッドが走るようになりましたね。緩まなくなったのが大きい」と練習の効果を実感。取り入れだした「富士通レディース」から3戦連続でトップ10フィニッシュを決めていることからも良い影響を与えていることがわかる。今季ここまで勝利のない飯島だが、もっとも勝ちたい試合でようやくゴルフが噛み合ってきた。この好発進を勝利につなげることが出来るか。


【初日の順位】
1位T：黄 アルム(-6)
1位T：飯島茜(-6)
1位T：テレサ・ルー(-6)
4位：上田桃子(-5)
5位T：アザハラ・ムニョス(-4)
5位T：上原彩子(-4)他5名
12位T：申ジエ(-3)
12位T：服部真夕(-3)他10名