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ティショットで“飛距離80ヤード”…でもピンチに動じず! 有村智恵が“鬼門突破”の好発進

ティショットで“飛距離80ヤード”…でもピンチに動じず! 有村智恵が“鬼門突破”の好発進

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2021年7月9日 07時56分

途中4連続バーディを奪って首位と1打差の有村智恵
途中4連続バーディを奪って首位と1打差の有村智恵 (撮影:佐々木啓)
ニッポンハムレディスクラシック 初日◇8日◇桂ゴルフ倶楽部(北海道)◇6763ヤード・パー72>

有村智恵が、後半の4連続バーディなどで4アンダー・2位タイと好発進。「距離が長いだけでなく、(コースも)狭い。フェードもドローも(ティショット時に)気持ちが悪いと思うホールがたくさんある」というなか、終盤の“ピンチ”の場面でも崩れることなく、いい形で2日目に入った。

16年前の有村智恵はこんな感じ

スタートの10番から連続バーディと、最高の滑り出し。2つ伸ばして折り返すと、1番から4メートル、6メートル、7メートルのバーディパットを立て続けにねじ込んだ。4番では残り180ヤードのセカンドを、ピン30センチに止めるベタピンショットで4連続バーディを達成。「前半の15番以降、ほとんどのショットがショートしていた。洋芝で飛距離を合わせるのに時間がかかってしまった」という状況のなかラウンド中に大きめのクラブを握るなどして調整し、バーディラッシュにつなげた。

だが5番パー3で3パットのボギーを叩くと、588ヤードと距離のある7番パー5では、ティショットが80ヤードしか飛ばないという“大ピンチ”が訪れた。ここは右ドッグレッグで、飛球線上の左に木がせり出すティでは、「私の中で頑張って曲げてドローを打たないといけない」と、フェーダーの有村にとって特にプレッシャーがかかるホール。“思いっきりのいいドローを打つ”という意識を持ちながらスイングすると、ボールが思いのほか早めに曲がり、木に当たってしまった。

コースのなかにボールが戻ってきたのは不幸中の幸いだが、セカンドで500ヤード以上残る状況に。なんとかそこから3打でピン1.5メートルの位置まで運んだが、このパーパットも外れてしまった。それでも「プレッシャーのかかるドローを打たなければいけないホールが何ホールかある。1日1回くらいはそういうこともあるかなと受け入れてやるようにしています」と割り切り、残る2ホールはきっちりパーセーブした。

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