今季5度目のトップ10も目指す理想はまだまだ先　仲宗根澄香は「少しずつ変わってきている」

＜ニチレイレディス　最終日◇20日◇袖ヶ浦カンツリークラブ・新袖コース（千葉県）◇6550ヤード・パー72＞

「ニチレイレディス」最終日、18位タイから出た仲宗根澄香が1イーグル・4バーディ・1ボギーとこの日5つスコアを伸ばして、トータル8アンダー・4位でフィニッシュした。

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出だしの1番パー5で残り20ヤードの3打目を直接沈めてイーグル発進。その後、「そのあとはチャンスについても入らなくて。でも大きなピンチもなく、淡々とプレーしていて、気付いたら良い感じになってきた感じです」と気づけば優勝争いに。後半に入るときには大きな緊張感もあったが、「ドキドキしてても勝てないし、自分を奮い立たせながらバーディを獲ると思って、自分に負けないように。やり切ったと思えるプレーをしようと心に決めて、特にあがり5ホールはプレーしました」と強い心でサンデーバックナインでも2つ伸ばした。

これで今季5度目のトップ10入りとなったが、まだ理想とは遠いという。「やらなきゃいけないことや課題は常にいっぱいあるので、それに取り組んでいます」と目指すところはまだまだ先。そのなかでも「良い位置にいる回数が、昔より増えたかなという感じですね。試合で良いショットだったりスコアメイクできることも増えてきてるし、そういう大きく変化したというよりは、少しずつ変わってきてるなという感じです」と成長は感じている。

そこまで自身と厳しく向き合うのも、初優勝が見えてきているからこそ。「勝ちたい気持ちがかなり大きくなってきてる。少し前の自分だったらトップ5だとか、良いプレーができてうれしい気持ちが先に出てくると思うけど、今年中に勝ちたいという気持ちがすごく大きい」。目指すのはタイトルのみ。そこに向けて、自分が“どうならなければいけないのか”。それが最優先だ。