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“東京五輪圏内”日本勢2番手浮上の可能性も 「ぶっちぎって、差を広げて」稲見萌寧が6打差圧勝 

“東京五輪圏内”日本勢2番手浮上の可能性も 「ぶっちぎって、差を広げて」稲見萌寧が6打差圧勝 

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2021年5月23日 16時51分

2021年に入って12戦5勝 稲見萌寧が次に狙うのは五輪の舞台!
2021年に入って12戦5勝 稲見萌寧が次に狙うのは五輪の舞台! (撮影:米山聡明)
中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン 最終日◇23日◇中京ゴルフ倶楽部 石野コース(愛知県)◇6486ヤード・パー72>

前日ツアー記録に並ぶスコア「61」をマーク。後続に5打差をつける11アンダー・単独トップから最終ラウンドをスタートした稲見萌寧が、トータル15アンダーまで伸ばし今季6勝目をつかんだ。「前半は何があるか分からない状態。気は抜かず、差を縮められないように。きょうはボギーを打たずに回り切ろうと思っていました」。その目標通り、ボギーは“ゼロ”。最初あった2位との差は、終了時6打差に広がっていた。

稲見萌寧のドライバースイング【連続写真】

「今回の勝ち方は初めて。ぶっちぎって、さらに差を広げて勝つというのは一つの目標で、それを達成できてよかった。でも競り合いのほうが自分の心が出る。ハラハラドキドキも楽しい」

初優勝を挙げた2019年「センチュリー21レディス」は、2打差の単独トップでスタートしたが、最終ホールにバーディを奪ったことで勝利が確定した。今季の「スタンレーレディス」、「明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフ」、「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」はプレーオフを制してのものだった。まさに“ハラハラドキドキ”を乗り越えての勝利が続くなか、ようやく大差をつけての圧勝を実現した。

ゴルフに関しては、自他ともに認める「完璧主義者」。奥嶋誠昭コーチは「いつも不安を抱えているから、練習量もすごい。今週も僕が『もう帰りたい』と思っていても、終わらなかった」と、普段の様子を証言する。今季23試合で6勝。今年に限って言えば12戦で5勝という勝率は、こういう姿勢から成し遂げられている。「もう少しショットを安定させたいですね。全部向上したいですけど」。ゴルフへの欲求は、どれだけタイトルをつかんでも尽きることはない。

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