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クラブへのこだわりは“あのレジェンド級”? 大里桃子、好調の要因をデビューから支える人はこう見た【ツアー担当に聞く】

クラブへのこだわりは“あのレジェンド級”? 大里桃子、好調の要因をデビューから支える人はこう見た【ツアー担当に聞く】

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2021年5月20日 17時20分

スピン量が500rpm減ると、キャリーで10ヤードほどの違いが出るという。実際に大里本人に飛距離について聞くと、「去年まで平均230ヤードだったのが、今は平均で240ヤードを超えるくらいにはなっています。スイングを変えて1番効率よく飛ばせているのかなと思います」という答えも返ってくる。今季のドライビングディスタンスは244.55ヤード(17位)。19年が237.35ヤード(49位)であることをみても、その違いは明らかだ。使用するTOUR B Xの『スピン量を抑え』、『芯を外しても飛距離が落ちない』という特徴も相乗効果になっている。

さらに中原氏は、大里のこんな一面も明かしてくれた。「クラブにはこだわりを持っていて、調整した後のフィードバックもしっかりする。今いる契約プロのなかでも、かなりこだわる選手の1人ですね。茂木宏美プロや宮里藍プロも納得いくまで…という感じでしたが、共通する部分があります」。

アイアンは同社の『TOUR B 201 CB』を使用するが、特に芝が生えそろっていない春先に大里がこだわったのが、地面とコンタクトするソール部分。ミリ単位で削るなど微調整を重ね“桃子ソール”を作り上げた。またウェッジも、プロが使用するノーメッキのため錆びやすいが、大里が使用するものは数カ月使っても錆がまったくついていないという。

ドライバーのシャフトには三菱ケミカルの『クロカゲXD 60S』を使っているように、「やさしさよりも、ハードなスペックを好みますね」(中原氏)という部分も長年変わらない部分だ。大里はプロコーチについていないため、クラブ面でも自分の言葉で要求を伝える必要性が出てくる。

ここ数年の大里のプレーを中原氏は、「毎年春先は流れがよくないですかね」と振り返る。ツアー本格参戦を果たした18年も序盤苦しみながら、プロテスト合格後の夏場に初優勝をつかんだ。翌年も春先に6試合連続予選落ちも経験。しかし徐々に盛り返し秋の「日本女子オープン」で2位に入り、シードを確定させた。ここからが本番。優勝後に迎えるホステス大会では、その活躍を期待する多くの人々が大里のプレーを見守る。(文・間宮輝憲)

【大里桃子・ほけんの窓口レディース優勝時の使用ギア】
1W:ブリヂストン TOUR B X(9.5°クロカゲXD60S 45.5インチ)
3、5、7W:ピン G425 MAX(14.5,17.5,22°クロカゲXT 60S)
4U:ピン G410(22°N.S.PRO 950GH NEO)
5I〜PW:ブリヂストン TOUR B 201CB(N.S.PRO 950GH NEO S)
AW:ブリヂストン TOUR B BRM(50°N.S.PRO 950GH NEO S)
SW:ブリヂストン TOUR B BRM(58°N.S.PRO 950GH S)
PT:ピン TYNE 4
BALL:ブリヂストン TOUR B XSジャストインアライメント

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