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河本結が倒れないスイングに進化! 「お手本にしたい」テークバックとは?【目澤&黒宮のスイング鑑定団】

河本結が倒れないスイングに進化! 「お手本にしたい」テークバックとは?【目澤&黒宮のスイング鑑定団】

配信日時:2021年2月5日 11時16分

目澤 だいぶ変わったでしょ? 本当にいいスイングになった。2、3年前は頭1つ分くらいトップで右に倒れていたから。アメリカでの環境の変化も大きいよね(河本は昨シーズンから米女子ツアーに参戦)。持ち球のフェードだけでなくドローも要求されるから、いろんな球を打たないといけない。それで自然と覚えていったと思う。

編集部 目澤さん、フェースをシャットに使うために、最初はどんな指導をしたんですか?

目澤 クラブの運動量が少ない状態で、最大限の出力で飛ばすスイングを覚えたほうがいいって話をして、ボールのフライトからつなげてインパクトの形から逆算して作っていきました。本人もそっちがいいと気づいて、自然とシャットに上げるバックスイングに変わっていったんです。

ツアープレーヤーにとってスイングは後付けなので、『シャットに上げないといけない』とか、一般ゴルファーほど細かくは考えていません。オフシーズンには、脳にテンションをかけるような課題を与えたりしますが、ほとんどは打ちたい球筋からの話がメインになります。

編集部 ここでちょっと整理したいんですけど、インパクトで体が右に倒れると、左から右に曲がるフェードが打ちづらくなる?

黒宮 調子がいいときはフェード、悪いとチーピンになりやすいんです。体が右に倒れると、スイングの最下点が右になってしまう。するとアッパーブローになるし、体は左に向く。そうなると出球は左に行ってしまいます。いまのスイングはだいぶ良くなりましたね。

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