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左打ちアプローチで“イップス克服”の服部真夕 他にも克服法がないか経験者の横田真一に聞いてみた

左打ちアプローチで“イップス克服”の服部真夕 他にも克服法がないか経験者の横田真一に聞いてみた

所属 ALBA Net
下村 耕平 / Kohei Shimomura

配信日時:2020年7月2日 12時00分

ショットは右、アプローチは左という新プレースタイルで、2年ぶりに予選通過して53位タイに入った
ショットは右、アプローチは左という新プレースタイルで、2年ぶりに予選通過して53位タイに入った (撮影:GettyImages/JLPGA提供)
渡邉彩香の復活優勝に沸いた「アース・モンダミンカップ」。大会の話題の1つに、復活とまではいかないが、服部真夕の2季ぶりの予選通過があった。衝撃的なのは長年悩まされたアプローチイップスの克服法。なんと56度の左用のウェッジでアプローチしていたのだ。

アプローチイップスのゴルファーに、横田真一が推薦するウェッジはコレ【写真】

ツアー5勝の服部がアプローチイップスに悩まされるようになったのは2013年頃。持ち前のショット力でカバーし、17年までは賞金シードをキープし続けたが、グリーン周りではだましだましパターやユーティリティーを使うなど工夫を重ねてきた。それでも18年にはシード陥落。19年はレギュラーツアー8試合に出場したものの、すべて予選落ちに終わり獲得賞金はゼロに終わった。

アース・モンダミンカップ」のマンデー予選で本戦の切符をつかんだ服部は、「アプローチイップスになってから、右でなかなかうまく打てない。それなら、左で打ってみようと思い、かなり練習しました。バッグに左用の 56 度のウェッジを1本入れています。今日のラウンドでは 4 回打って2 回がパー。右だとダブルボギーになってしまうところが、左だと寄せてパー、悪くてもボギーで収まることを今日実感しました」と本戦中もコメントしている。

そもそもアプローチイップスとはどんな症状なのか。一時は服部と同じアプローチイップスに陥りながら、それを克服し、10年の「キヤノンオープン」でツアー2勝目を挙げた横田真一に話を聞いた。しかも横田は、昨年の国内男子下部ツアー「南秋田カントリークラブみちのくチャレンジトーナメント」の予選ラウンドで、AbemaTVチャレンジャーズの一員として参戦した服部と同じ組で回っている。

「イップスというのは、結局ヘッドがリリースできない状態です。本来なら釣りで竿を投げるように、手首を小指側に曲げてコックをほどくリリース動作があるのですが、それができないからボールまでヘッドが届かないわけです。昨年、真夕ちゃんと一緒に回ったときに『イップスで全然ダメなんです』という話は聞いていました。確かに、ラフからのアプローチがおかしかったから重傷だと思いました。花道からダメなのはわかるけど、ボールが浮いているラフもダメっていうのはよっぽどです」

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