これまで、当たり前のように毎年、行われていた試合がない状況で、一から『頂点』であるプロの世界の在り方について考え、行動するタイミングは、まさに今だろう。
ゴルフの“入口”に足を踏み入れた人たちに“頂点”をいかに楽しんでもらうか。双方を考えることで広がりができる。
先日“ビタチャレ”ゴルフを経験した2人は、次のチャレンジも考えてくれている。彼らが発信することで、ノンゴルファーも多い、2人のフォロファーの目にも、ゴルフの良さが伝わる。世界を広げる、とはこういうことだ。2人をプロの試合に案内し、ゴルフの“頂点”にも触れてもらう機会があれば、その輪はさらに広がる。
ウイルス感染が拡大したことで、一度は悪者にされかかったゴルフだが、決してそうではない。“入口”と“頂点”の良さを、こんな風に考え、伝え、行動し続けること。多くの人がそうできれば、自然にその良さは広がっていくはずだ。(文・小川淳子)