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コースで“闘牛状態”になっていませんか? 100叩きゴルファーが陥りがちな心理状態【プロキャディからの助け舟】

コースで“闘牛状態”になっていませんか? 100叩きゴルファーが陥りがちな心理状態【プロキャディからの助け舟】

配信日時:2020年6月18日 17時30分

長年プロゴルファーの傍で仕事をしていると、こんなことに気がつく。「一流と言われる選手ほど、考え方がシンプル。上田プロのように結果を残している人でも、『こんなにシンプルに考えるんだな』と驚かされることがよくあります」。もちろん戦略的な部分でしっかりと話し合う場面は多い。しかし、いざアドレスに入った時に考えることは、“狙った場所に打つ”ということだけ。細かいことを気にし過ぎることで、他の大事な部分に狂いが生じることを恐れるのはプロも同じようだ。

■「ピンフラッグめがけて一直線ではダメ(笑)」

また、さらに誰にでも意識できる、こんなアドバイスももらった。新岡氏はシーズンが終わると、一般向けにコースマネジメントのレッスン業も行っている。一緒にコースに出て、実戦のなかで攻め方・守り方を教えるため、アマチュアのプレーを見る機会も多い。そのなかでよく自制を促すのが、『とにかく前に進みたい気持ち』だという。

例えば、林の中からのセカンドショットの場面。こういう時によく目にするのが、少しでもピンに近づけたいという欲から、前方の狭い木の間を無謀に狙うアマチュアゴルファーの姿だという。

「こういう場面で、『フェアウェイに戻すだけにしましょう』と言うことがよくあります。その方が結果的にパーやボギーで上がれることも多い。狭い木の間を狙った結果、キンコンカンでもっと悪い状況になった経験は、みなさんありますよね。仲間内でも、無理やり前を狙おうとしている人がいたら止めてあげてください(笑)。林に入れたりアクシデントの場面こそ、すぐに取り返そうとしないで、冷静に状況判断することが大事です」

フェアウェイからでも同じ。“5ヤードでも10ヤードでも遠くに飛ばしたい”、“何が何でもグリーンに乗せたい”という前のめりの気持ちが強すぎて、アクシデントを招くことも多いという。グリーン手前にコブや傾斜がある状況で無理に3番ウッドなど長いクラブを握った結果、それにつかまり難しいアプローチが残ったりと、“代償”が待っているからだ。

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