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地元大会で“ラストチャンス”をつかむ 丹萌乃が失意を乗り越え狙う大逆転の道

地元大会で“ラストチャンス”をつかむ 丹萌乃が失意を乗り越え狙う大逆転の道

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2019年11月21日 10時55分

「無意識のうちに楽なスイングをしてしまっていました。前傾姿勢が保てず、体が立ち上がってしまって。(持ち球の)フェードも打てなくなって、ドローになったりチーピンが出たり…」。リゾートトラスト以降、12試合連続予選落ちを味わうなど、一転結果が残せない日々が続いた。「トレーニング面でもそうですが、一人では気づけないことが多くて」と、そこから浮上する糸口も見つからないまま、気づけばテストの時期を迎えていた。

今年から規定が変わり、日本女子プロゴルフ協会(LPGA)正会員以外はQTの受験資格が与えられない厳しいものとなった。昨年ステップ・アップ・ツアーで初優勝は果たしたが、TP単年登録者、すなわち非会員の立場で戦ってきた丹にとって、今年のテスト失敗はツアーへの道を閉ざされる可能性を高めることを意味した。そして、その現実に立たされた今、目指すのは今季のツアー成績に応じて与えられる資格。すなわち一番近いものが最終QT出場が叶う70位だった。「やるしかない」。そう自分に言い聞かせている。

「試合が好き」という丹は、最悪海外に渡ってでも来年もゴルフに打ち込んでいくつもりだ。「これから中国、オーストラリアのQTがあるんですけど、日程的にどちらかしか受けられないので」と、さまざまな選択肢にも思いを巡らせながら、今後のゴルフ人生を切り開くための一日一日を過ごしている。そして、もちろん“第一希望”は来年も日本のツアーで戦うことだ。

「どういう結果になっても、来年の1年間をムダにはしないように。韓国の選手とかを見ると“意外と年齢が上なんだ”とか思うこともあるし、年も関係ない。周りの人は『まだ若い』って言ってくれます(笑)。でも、ここで逆転できたらかっこいいですよね!」。テスト直後に落ち込んでいた気持ちは、徐々に回復に向かっている。慣れないシーズンで苦しいことも多かったが、「レギュラーのセッティングで戦えてアプローチのバリエーションは確実に増えたと思います」と、レベルアップのためには必要な1年でもあった。今は目の前にある可能性を信じて、地元での“ラストチャンス”にすべてをかける。(文・間宮輝憲)

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