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菊地絵理香はUT増で米トップ10入り 冬ゴルフはクラブでスコアメイク!?【女子プロから学ぶセッティングのスパイス】

菊地絵理香はUT増で米トップ10入り 冬ゴルフはクラブでスコアメイク!?【女子プロから学ぶセッティングのスパイス】

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2019年11月27日 10時13分

筒は冬の難しさについて改めていくつか例を出す。「冬はゴルファー自身の出力が低下します。シーズン中に使っていたベストスペックのシャフトが硬く感じたり、適正なロフトのドライバーが上がりづらく感じたり、着膨れなどでクラブ長さに違和感が生じたりスイングの妨げがたくさん出てきます。もちろん皆さんも実感済みだと思いますが、気温が低くなりボールが飛ばなくなりフェアウェイの芝も薄くダフリ、トップを誘発します」などを挙げた。

そういったゴルファーにとっては様々な要因がスコアメイクを低下させるが、筒は続けて「防寒対策などの体のケアを始め、クラブ選びで実はベストスコア更新のチャンスも十分あると僕は考えています」という。

「どういうことかというと、覚悟が決まるぶんというかそうせざるを得ないケースが増えるので、気候と体に合ったクラブセッテイングとスイングがしやすくなります。当然『腹8分』のコースマネージメントも理解する事ができるので、終わってみるとベストスコア更新なんてことも可能になります」

では、そのためにはどうすればいいのか。「冬はクラブセッティング、スイング両面で自分の『ボトムライン』、すなわち最低限できることを見つけるいい機会。今回の菊地選手のようにグリーンを狙うためのクラブ選びのテーマが明確になったりするはずです」。できることが限られるからこそハッキリする。それがいい方向につながる可能性は少なくない。

例えば菊地のようにグリーンを攻めるクラブ1つ取ってもそうだ。「冬ならではの強風対策ならアイアンやアイアン型UTが活躍する場面が多くなるでしょう。薄い芝からしっかり距離を出すという点では、ミスヒットに対する寛容性の大きなウッド型UTの本数を増やす対策が有利になります」。一概に“冬ゴルフ”といっても寒いのか風が強いのか。芝がはげ上がっているのか。コンディションによって使うべきクラブは変わってくる。

だからこそ、スタートするまでに14本以上のクラブを選択できるようにしておくといい。

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