「練習場に人がいないときにしかできないので、毎回できるわけではないですが、ゲーム感覚で楽しいです」と、今年から取り入れた練習を畑岡自身も気に入っている。ターゲットの場所にヘッドカバーを置いてやる場合もあるが、キャディが正確な場所を教えてくれるこの練習のほうが「わかりやすいし、効果的だと思います」と、今後も継続していく。
「きょうはボクもプレッシャーがあった。ちゃんとキャッチしないとと思ってね(笑)。これはアニカ・ソレンスタムのキャディから教えてもらって、ナサと話して始めてみたんだ。アニカもやっていて、距離感が良くなったということだったから。でも、あんなに人がいると思わなかった(笑)」。二人が行った夕暮れの特練は、ウェッジの精度アップに加え、最後の最後にギャラリーの目をも楽しませるものだった。(文・高桑均)
