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シブコ・フィーバー、“便乗”のやり過ぎ【小川淳子の女子ツアーリポート“光と影”】

シブコ・フィーバー、“便乗”のやり過ぎ【小川淳子の女子ツアーリポート“光と影”】

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2019年9月17日 17時45分

ニューヒロインの渋野日向子を守るのもLPGAの仕事ではないだろうか
ニューヒロインの渋野日向子を守るのもLPGAの仕事ではないだろうか (撮影:岩本芳弘)
シブコ・フィーバーで始まり、畑岡奈紗の圧勝で幕を閉じた「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」。大ギャラリーに見守られ、例年以上の盛り上がりを見せた。その盛り上がりが果たして多くの人に伝わっているだろうか。もちろん、ゴルフ業界、既存のゴルフファンの人たちは注目しただろう。けれども、それ以上の人たちを巻き込み、興味を持ってもらわないことには、広がりは期待できない。

渋野効果でギャラリーマシマシ

東京五輪へのカウントダウンが始まり、各競技では選手達のし烈な代表争いが繰り広げられている。日本女子プロ選手権の最終日は、マラソンの代表選考会、MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)とも重なった。日本でのラグビーのワールドカップ開幕も迫っている。そんな中で、女子ゴルフの魅力にどれだけの人が興味を持ってくれただろうか。

スポーツに限ったことではないが、長い目で見た目標をきちんと定めて周知徹底し、そこに至るロードマップを描いて地に足をつけて進むことは非常に大切だ。途中で起きた予測不可能な出来事に対しては、それがいいことであれ悪いことであれ柔軟に対応する。それでいて決して振り回されない。流れにはうまく乗りつつ、上っ面だけのおいしい話には慎重に対処。正当な批判にはきちんと耳を傾け、都合のいいことばかりでなく、悪いことについても情報を公開する。

これを、日本女子プロゴルフ協会(LPGA)に当てはめてみよう。まず、長い目での目標とロードアップのところで大きくつまずいてしまう。会員内でも目標が共有されておらず、ともすれば会員たちは置いてきぼりになりがち。世間への公表もできているとは言いがたい。ロードマップもないから、外部への説明も不十分だ。

今年は、渋野日向子の「全英AIG女子オープン」といういい意味での出来事があった。メディア、ファンの注目が跳ね上がったが、LPGA内部もそれ以上に浮足立っているように見える。地に足がついていないのだ。それをはっきりと証明したのが、日本女子プロ選手権開幕2日前に、渋野に全英優勝の記念品を贈呈したことだ。

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