今では「半分不安」というなか打っていたティショットが、「100%不安がない状態で打てている。曲がることもなくなった」。プレー、内面ともに大きな変化を感じることができている。さらに「マネジメント」を意識することで、ティショットではスプーンも多用。計測ホールの平均飛距離も「269ヤード」で全体5位という飛ばしを実現しながら、この日のフェアウェイキープはパー3以外の14ホールで9ホールを数えた。
「今は3年ぶりくらいにストレスなく打てていますね。優勝した時に戻ったというよりも、自分が目指していたスイング、打ちたい球に近づいたという感じ」。初優勝から約5年の歳月を経て、25歳になった渡邉。長年の苦しみを乗り越え、新たな境地に到達する姿に期待したい。(文・間宮輝憲)