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発信力不足でチャンスを生かしきれないLPGA【小川淳子の女子ツアーリポート“光と影”】

発信力不足でチャンスを生かしきれないLPGA【小川淳子の女子ツアーリポート“光と影”】

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2019年8月28日 07時54分

今後はLPGAの発信力が強まるのか?
今後はLPGAの発信力が強まるのか? (撮影:ALBA)
プロスポーツの世界でも極めて大切な発信力。これが日本女子プロゴルフ協会(LPGA)には欠けている。

こんな大フィーバーになったら…【写真】

26日に行われた「第52回日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」という主催競技についての記者発表でも、そのことが改めて露呈した。

小林浩美会長、原田香里副会長、コースセッティング担当の岡本綾子、ディフェンディング・チャンピオンの申ジエ(韓国)の4人が壇上に並んだこの日の記者発表。「アジアNo.1のツアーとしてゴルフの普及、拡大」(小林)というフラッグシップトーナメントのコンセプトが話され、大会概要やコースセッティングの説明。前売券4万8000枚完売の事実、さらに昨年に続きインターネットLIVE配信を英語でもすること、新しい形でのプロアマを実施することなどが説明され、質疑応答となった。だが、ここで馬脚を現してしまう。

受け答えのキャッチボールが何回も続いたのはコースセッティングについてと、プレーヤーとして出席した申の部分だけ。セッティングについては「コース全長が6425ヤードで例年になく短くギャラリー動線を考慮し、なるべく選手と交差しないティイングエリアにした。(4日間トータル)15アンダーは出ます。20アンダー前後を想定しています」と方針や数字も含めたハッキリした答えが岡本から返ってきたからだ。申も、連覇への意気込みや、他の選手との比較などを問われ、きちんと答えていた。

だが、残念ながらそれ以外は、キャッチボールがうまく成立しない。質問が突っ込んだ部分になると「これから」とか「だと思います」などと尻すぼみになってしまい、盛り上がらない。

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