思わぬ副産物もあった。「ウェッジの練習をして、アイアンも打ちたいように打てるようになってきました。ライン出しのショットもいい感じでした。今日は本当に良かったと思います」とウェッジの向上とともに、上の番手の精度も上がってきた。
コーチ、そしてトレーナーをつけて半年が過ぎた。「成長をしている実感はありますが、まだ付いたパワーやスイングスピードを制御できていないところもあります。前半戦ダメだったところもあったけど、サボっていたわけでないですし、悪かったところも許容範囲です」と試行錯誤を繰り返している段階。ここがハマってくれば、さらに上に行ける手応えもある。
2週連続の4日間大会となっているが、「予選落ちが続いているので疲れもないです(笑)」と体調も問題ない。自分のスタイルを取り戻した22歳は、取材が終わるとコーチ、トレーナーとともに練習場へと足早に向かっていった。(文・秋田義和)
