と、こう書くと、先進的な団体のように聞こえる。だが、女性を要職に就ければいいというものではない。問題の本質は仕事において男女が平等にその機会を得るべきだということ。つまり、その職をきちんと全うできる人を男女問わず選ぶことが大切だということになる。
日本プロゴルフ協会(PGA)が、ティーチングプロとして女性会員も受け入れる方向性を示したことで、LPGA内部からは不満の声が聞こえてくる。いわゆる“縄張り争い”の予感だ。しかし、ゴルフ人口が減る中、そんなことをしている場合ではない。規模こそ違うが、欧米には様々なお手本がある。ツアーとティーチングの両部門を抱えたLPGAは、長期のスパンで今後のビジョンをはっきりと示すべきだろう。PGAオブ・アメリカ、PGAツアー、米LPGA、欧州ツアー、欧州女子ツアー、そしてUSGAにR&A。ただどこかを模倣するのではなく、それをかみ砕いて自分たちに合ったあり方を根底から考え、ロードマップを作らなければ、明日はない。以前からいい続けてきたことではあるが、スージー・ウェイリーの姿を見て、その思いを強くした。(文・小川淳子)