ゴルファーはもちろん、ゴルフをしない人、その家族にも興味を持ってもらうこと。そのためには、無料招待はもちろん、小中学校、スポーツクラブなど各コミュニティとの提携、他イベントとの共催など、様々な手法でとにかく一度足を運んでもらうための方法を具体化させる。「できないいいわけを考える」のではなく、あくまで前向きに、できる方向で進めていく。各大会に丸投げするのではなく、年間通してツアーでもっとしっかりした対策を立てなくてはならないことがわかる。
スポンサー依存ではなく、興行としてのツアーというプロスポーツの当たり前の形を考える時の将来ビジョン。3日間で1万5157人いたギャラリーの中のひとりとして痛切に感じたのは、それをよりハッキリした形で描き出す必要性だった。(文・小川淳子)